以前に自宅のオーディオ環境を整えようとしたけど挫折してヘッドホンで妥協した際にHD800というのを買った。これはダイナミック型ヘッドホンとしては当時ほぼ最高峰だったもの。PCで使うのでオーディオDACとしてはRMEのBabyfaceにしてアンプはラックスマンのP-700uというのにした。
これらはどれも最高品質のもので、なんだったか詳しいことは忘れたけど中途半端なものを導入して満足できなかったとき沼に嵌りそうなのが嫌だったからだと記憶している。良いとされているものを使っておけばそれが良いんだと納得できるから。
Babyfaceにしたのは以前使っていたサウンドカードがRMEのDIGI96/8 PSTというやつで、これがすこぶる音質が良かったから。
接続についてはBabyfaceからアンプはバランスケーブルにしていたのだけど、ヘッドホンはノーマルのphone端子にしていた。そこまで拘らんでもいいかと思ったのとHD800用のバランスケーブルが高かったため。アンプのほうがアホみたいに高いんだけど。
それから10年くらい経つのだろうか。ヘッドホンケーブルがぼろぼろになって断線してしまった。耐久性が極めて低い困ったケーブルだと思うのだけれど最近になってバランスケーブルが安く売っていることに気がついた。以前は何万円もしていたのに5000円くらいで売られていたので購入してみた次第。
P-700u → 3pin XLR2本から4pin XLRに変換 → 4pin XLRから4.4mmジャックに変換 → HD800用バランスケーブル → HD800 という接続にした。
これ似たようなもの色々売っていて特にオスメス選択などがややこしくて何を買えば良いのか随分悩ましいのだけどこのようにした。HD800から直接4pin XLRでつなぐケーブルもあるのだけど、どうせ3pin変換が必要なのとバランス対応ポータブルアンプに繋ぐこともあるかもしれないから4.4mmジャックを経由するようにしておいた。
HD800のコネクタはHD800SとHD820でも使えるらしいね。
それで肝心の音質だけど、細かい音が聞こえるようになったと思う。音場も少し変わって聞こえる。いままで何度も聞いていた音源でも繊細さが増したような印象があるので、効果はあるんじゃないかな。