IG証券を使いこなしたい

IGマーケッツ証券というのがあります。デリバティブ商品が豊富で、外国株のCFDやらバイナリーオプションやらが沢山買えることが特徴です。

そこが最近力を入れているのがノックアウト・オプションというやつです。普通のオプションのような期日があるわけではなくてノックアウト価格があり、そこに抵触すると一瞬で無価値になるというものです。

これは素晴らしい可能性を秘めていて、つまり損失限定の上にバイナリーオプション同様に時間価値が減少しないというかなり嬉しい特徴があるのです。

デリバティブ投資をしていると、いくら注意深くロスカット設定をしていても価格がワープすることや週明けに窓を開けて下落したりというときには想定以上の損失を被ることがあります。そういう意味でノックアウト・オプションは極めて安全な投資手法となり得ます。

んで早速やってみたんですが、どうもよくわからんところがあって困惑しきり。取引画面が超絶に使いにくいのはわかっていることですが、商品の説明も適当で曖昧でほんといい加減にしてほしいのだけれど、まずは一つだけ重大な疑問があります。

手始めにVIXを売ろうとしたのですが、まずCFDのVIXには以下の種類があります。

  • 期限なし
  • 期限あり(5月、6月、7月)

さらに期限ありの方にだけそれぞれminiがあってそれも謎なのだけど、そもそも期限なしというものが何なのかが不明なのです。

VIXのCFDはVIXの先物価格が指標になっているはずだから、限月があるのはいいとして、期限なしとはなんだ。これは普通に考えれば自動的にロールオーバーされていく商品なのかなと思うところです。クリック証券のCFDの場合は毎月ロールオーバーが行われていて、それにかかる調整額も掲示されています。

しかしながらIG証券のVIXのどこを探してもそのような情報は見つかりません。探し方が悪いのかしら。まあこの期限なしVIXの価格は期限ありVIXのどれとも異なる価格が提示されているので、別の商品であることは間違いがないんで、まあ、ロールオーバーされるものなのかなって納得するところです。

しかし。VIXのノックアウト・オプションを見ると、その考えが間違っているのかもしれないと思わされます。以下はVIXノックアウト・オプションと期限なしVIXの取引画面です。

同じ価格が提示されています。そりゃそうかと思うかもしれないけれど、銘柄名の隣にはっきりと2020年8月と書いてあります。8月?え??ってなものです。

期限ありのVIXは5月6月7月しか取引できません。なのに8月が対象となっています。しかも価格はどれとも違い、期限なしVIXと同じなのです。なんだこりゃ。

考えられることとしては、8月というのはノックアウト・オプション自体の限月であり、その原資産は期限なしVIXである、といったところでしょうか。その場合、ノックアウトオプションの買い方はロールオーバーコストを負担するんでしょうか。するわけないと思いつつも、しないと不公平な感もあり。

実際に買ってみて確かめるしかないかな。

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